自己否定はやめよう!
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自己否定はやめよう!
「ダメの証明」していませんか?

自分に自信がなかったり苦手意識や恐怖症を抱えている人にはある共通点があります。
それは「ダメな自分を証明する」ということです。
ついつい自分にダメ出ししてしまうんですね。
例えば、あがり症のA君がいるとします。
A君は「なんとかしてあがり症を治したい!」と思っています。
「もっと人前で堂々と笑顔で話しができたらどんなに素敵なんだろう…」
常々そう願っています。
そんなA君、「自分は自信のないダメ人間だ!」という現在のセルフイメージを「俺は自信満々なデキる人間だ!」に変えたいと思っています。
ある日、会議がありました。
A君はその会議に向けて準備をしっかりと行いました。
「よし、がんばるぞ!」
努力の甲斐もあり会議はなんとかこなせました。
周りからも「A君の説明、とっても分かりやすかったよ!」という評価ももらえたのです。
A君自身も「確かにいつもよりもはうまく話せたかな!」と評価をしているものの、ただやはりいつものように緊張してガクガクになってしまったのも事実なのです。
「あんなに準備をしたのに、結局はいつものように緊張しちゃったな。最悪だ…」
「やっぱりオレはダメだな…一体いつになったら治るんだろう…」
そんな不安が大きくなってしまったのです。
ではA君の結果を客観的に見るとどうでしょうか?
・説明がわかりやすかった
・いつもよりもうまく話せた
ということですから、決してマイナスな結果ではないですよね?
しかしA君自身の自己評価は非常に低いのです。
せっかく「いつもよりもうまく行った」という「事実」がそこにあるのに、「またうまく行かなかった」という解釈で全てを打ち消してしまっているのです。
ではもう一度A君の願望を見てみてましょう。
「自分は自信のないダメ人間だ!」という現在のセルフイメージを
「俺は自信満々なデキる人間だ!」という新たなセルフイメージに変えたい
会議の結果は決して自信満々でも、デキる人間とまでは行きませんでした。
しかし、今まで以上にそれに近かづけたのではないでしょうか?
A君は意識レベルでは「自信満々なデキる人間」に近づきたい、そんな自分へ向かって進みたいと思っています。
しかし、無意識レベルではこれまで通りの「自信のないダメ人間」に留まろうとしているのです。
これってよく考えるとおかしな話ですよね。
「理想の自分」がチラッと見えたのに、あえてそれを選ばず見なかったことにして、うんざりしているはずの「ダメな自分」だけを見続け離さないのです。。
まさに、ダメな自分を自ら証明しているのです。
自己否定する人の思考クセ
クラアインとさんと話をするときにも、こう言ったケースはよくあります。
私から見ると結構大きな変化が起きている。
「これって以前のあなたから見ると、とっても大きな変化ですよね!」
「確かにそうかもしれません…」
「いや、でも…」
必ず「いや、でも…」の後に
「◯◯がまだ治っていません」
「◯◯はうまくいきませんでした」
「今回はたまたま上手く行っただけだと思います」
そんな「ダメな自分を証明する言葉」を羅列します。
「あなたは変わりたいんですよね?」
「はい、もちろん変わりたいです。」
「でもそれって、これまでのダメな自分をあえて証明しようとしていませんか?」
「なぜ変わりたいのに、変わらない自分を選ぶんですか?」
と指摘すると。
「確かに。。(汗)」と気がつきます。
そしてさらにこんな説明をします。
思考クセを修正する方法
自分に自信がなかったり自己否定しがちな人は、プラスの変化よりもまだ残っているマイナスに意識が向いてしまいます。
先ほどのA君もそうでした。
「説明がわかりやすいかった」「いつもよりも上手く話せた」というプラスの変化などなかったことにして、「やっぱり緊張した」という残っているマイナスに意識が向いてしまっているのです。
ではこういった思考を続けて行くとどうでしょうか?
どんどん自信が増えて来そうでしょうか?
理想の自分に近づけそうでしょうか?
なんとなく難しい気がしますよね。
自ら「ダメな自分」を選んでいるのですからね。
ではどうすれば良いのでしょうか?
それは簡単です。
これまでとは逆をやれば良いのです。
意図的に「ダメな自分」ではなく「デキる自分」を選べば良いのです。
A君の例で言えば、たとえばこんな感じです。
まあいつものように緊張しちゃったけど、説明がわかりやすかったって褒められたぞ!やるじゃんオレ!
確かにいつもよりも上手く話せたからな。一生懸命準備した甲斐があったな!次はもっと緊張しないように頑張ろう!
心からそう信じ切れなくても大丈夫です。
意図的に自分にそう言い聞かせるのです。紙に書き出すと客観的になれるのでなお良いですね。
ただやはり、そのまま惰性でいると、ついつい「ダメな自分の証明」がはじまってします。ですから初めのうちは無理やりでも強引にでも「デキる自分」を選ぶのです。
ダメな自分が見えたら、
「まあこんなこともあるよね」
「またいつものがはじまったよ!」
「本来の自分らしくないじゃん!」
とスッと手放し、
デキる自分に対して
「やるじゃん!」
「すごいぞ!よくやった!」
「これこそ本来の自分らしいぞ!」
と大盤振る舞いで褒めてあげる。
そんな風に自分を評価してあげてください。
「確かにそう思えたら良いですが…」
「いや、でも…」
今そう思ったあなた!
ほら!また「ダメな自分」を証明してようとしていますよ(笑)
意識を変えるには、地道な努力と継続が必要なのです。
まずは「ムリ!」「できない!」という「ダメ評価」は脇に置いて、実践してみましょう。
真面目に実践した人だけが変化に辿りつけます!
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