自分にOKを出し、自信を持つ「ココロの講座」 恐怖症、トラウマを解消させる心理カウンセリング

不安のリバウンドを撃退する3つのポイント

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不安のリバウンドを撃退する3つのポイント

不安や苦手のリバウンド現象とは?

赤面症に悩む方から以下のようなご質問をいただきました。

最近、プログラムを見させていただくうちに、考えが変わってきて、本来の自分で人と話せることが多くなってきたような気がします。

これからもっともっと自分と他人に対する前向きな考えを持ちたいと思っているのですが、その時にふと冷静になってしまう自分がいます。

この自分が人前で話していいのか、異性と話していいのか…。自分に自信を持ちたいはずなのに、どこか自信を持てなくて、後戻りしてしまいます。

今になって考えてみると、赤面症の症状が軽い時と重い時の差がある気がします。良くなってきたかなと思うと、ダイエットのリバウンドのように今までにないくらい赤面してしまう、の繰り返しのような感じです。

この場合のポイントは2つあります。

1.自己肯定感
2.恒常性

低い自己肯定感

赤面症の原因を一つだけ挙げるなら…

それは、自己評価の低下です。

これは赤面症に限らず、極度のあがり症、対人恐怖症、視線恐怖症、脇見恐怖症など対人関係の悩み全般にも等しく言えることです。

世の中には人前で話してはいけない人も、異性と話してはいけない人もいません。

しかしこの方の場合には「この自分が人前で話していいのか、異性と話していいのか…。」と自分を評価しているのです。「この自分が…」という言葉に凝縮されているように、自分への評価が低いのです。

自分を否定してしまい肯定できていないのです。

この方だけではなく、赤面症に悩む方はみなさん「顔が赤くなる」ということが真の問題ではなく、自己肯定できていないことが問題なのです。

その他にも
・他人の評価や視線が気になる
・自分の意見が言えない
・NO!と言えない
・劣等感が強い

という悩みも、その奥には「低い自己肯定感」という原因が隠れているのです。

自己肯定感が高ければ、たとえ赤面してもそれを必要以上に気にしません。
単なる生理現象と捉えるだけです。

ですからここに赤面症や対人関係の改善のポイントが隠されているのです。

「顔が赤くならなくなろう!」という表面的な症状にフォーカスするのではなく、いかに今の自分を認め、受け入れ、自己肯定して行くのかがとても大切なのです。

恒常性

私たち人間は生きていくためには体温や脈拍、呼吸などを一定に保たなければいけません。

このように生理機能を一定値に保とうとようとすることを「恒常性(ホメオスタシス)」と言います。

恒常性を言い換えると、「我々は常に現状維持を目指す」とも言えます。

ですから私たちは現状維持を好み、変化を嫌うようにできているのです。

そして不思議なことに自分では悪いと思っている状態でも、それが長く続くと悪い状態が「現状」になってしまい、良い変化が起きても何か違和感を感じたり、変わることに意味もなく抵抗感や不安が出てきてしまうのです。

そうすると、この方のように

「これからもっともっと自分と他人に対する前向きな考えを持ちたいと思っているのですが… 自分に自信を持ちたいはずなのに、どこか自信を持てなくて、後戻りしてしまいます。」

これは「変化したい自分」と「変化を嫌う自分」が葛藤を起こしている状態です。

このような無意識下の葛藤が、変化しようとする自分を現状に引き戻し、それがリバンウンドとなってしまうのです。

また赤面症などの症状が改善していく過程でも、一種の「リバウンド」のような現象が起きることもよくあります。

私も過去にありました。

私のリバウンド体験談

赤面症をほとんど克服できたときにある会議がありました。
座席が「コの字」に配置された会議室。向かい側には他部署の課長さんなどがズラリと座っています。

そこでこんなことが頭をよぎったのです。

「昔ならこんな場面だとすぐに赤面してたよな」

そう思った瞬間です、自分でも「エッ?」という現象が起きました。

実際に顔がカーッと熱くなってきたのです。

不意を突かれ「エッ!?なんで?なんで??」と焦せば焦るほど顔が紅潮していきます。

そこで一旦自分を冷静に観察してみました。

「そうか、きっと昔の感覚が蘇って赤面してしまったんだな。」
「よし、これからどうなるのかしっかり観察してやろう!」

そう思った瞬間に、胸の「ウッ!」というつかえも取れ、赤面もスーッと治まったのです。

リバウンドを経験した多くの方が、私のように焦ります。

「なぜ今ごろ?」「せっかく良くなってきたと思ったのに…」

そしてそれがショックで自信を失い、前向きな気持ちや行動も萎えてしまい、

「改善なんて、やっぱり自分には無理なのか…」

と改善を道半ばで諦めてしまうのです。

ではそうならないためにはどうすれば良いのでしょうか?

そこでまず知ってもらいたいのが、次の3つです。


自己肯定感を高め、変化に進むための3つのポイント

1.人の感情には浮き沈みがある
2.百発百中を狙わない
3.自信は後からついてくるもの

1.人の感情には浮き沈みがある

どんな人でもその日によって体調や気分が違います。

仕事やプライベートで嬉しいことや楽しいこと、成功体験をすれば気分も良くなります。一方、仕事や家事で疲れていれば体調も悪くなりますし、心配事やストレスが多ければ気分も沈みます。

私たちはロボットではありません。感情を持っています。
そして感情というのは上がったり下がったりするのが正常なのです。

「心のバイオリズム」というのが誰しもあるのです。

しかし多くの方は「不安を感じちゃいけない!」と思っています。

それは世の中の「ネガティブ思考はダメだ、みんなポジティブ思考になろう!」という風潮も後押ししている気がしますが、

・ポジティブで自信のある自分=良い自分
・ネガティブで不安のある自分=ダメな自分

そんな白黒思考に支配されているのです。

しかし人生の長いスパンで見ても、ポジティブで感情が上向きの時期もあれば、ネガティブで感情が下降気味の時期もあります。

1年や1週間、あるいは1日単位で見ても感情というのは浮き沈みするのです。

ですからまずは、感情が浮き沈みする自分を認めましょう。

「そうだよね、不安にもなるよね!」

気分が沈んでいる親友を励ますように、自分にも優しく接してあげてください。

2.百発百中を狙わない

これも赤面症だけではなく全ての方に当てはまりますので、「赤面症」の部分をあなたなりに置き換えて読み進めてください。

赤面症の克服過程では、「昨日まで赤面していたのが今日からいきなり赤面しなくなる」ということはまずありません。
(※但し、過去のトラウマが原因で赤面症になった人であれば、そのトラウマを解消させることで一瞬で赤面症が治ってしまうこともあります)

はじめは赤面する場面が10回あれば1回だけ平気に過ごせた。
それが日によっては半分平気になる日もあれば、やっぱり1回の日もある。10回すべて赤面してしまう時もある…

ただ、次第に平気で過ごせる時間や場面が増え、気づいたらほとんど赤面を気にしない自分になっていた。

そんな過程が一般的です。

しかし多くの人が百発百中の完璧を目指してしまいます。

10回のうち1回でも赤面したら「あぁやっぱり赤面しちゃった…ダメだ私は…」と落ち込んでしまいます。

でもこれではなかなか前へは進めません。

例えば1000本ノックでは1回エラーしても落ち込んでいる暇などありませんよね。過ぎ去った失敗よりも次の成功を目指して行動し続けるのです。

その結果、段々と心身が鍛えられて上達して行くのです。

もちろん「赤面症克服は1000本ノックだ!自分を甘やかせず苦手な場面にドンドン出て行け!」とは言いません(笑)。

しかし心持ちとしては、1回の赤面を気にして引きずるよりも、「まあ今回は赤面しちゃったな^^;」という感じで自ら次に意識を切り替えることがとても大切なのです。

完璧主義の自分の厳しい目を少しづつ緩めて行きましょう!

3.自信は後からついてくるもの

「赤面するから自分に自信が持てない。自信がないから行動できない。。」
そんな人も多いです。

しかし、自信というのは後からついてくるものです。

これまでの人生を振り返ったとき、最初は自信がなく不安だったことはありませんか?

  • 入学したての学校生活
  • 受験勉強
  • 習い事
  • 部活
  • 恋愛
  • 進学
  • 就職活動
  • 就職
  • 転校、転勤、引越し

などなど、初めの頃の自分は大きな不安を抱えて、

「果たして自分はうまくできるだろうか?」
「上手に乗り越えられるだろうか?」

というように自信がなかったのではないでしょうか?

どんなことでも最初は誰でも未体験者であり初心者なのです。

しかし、今はどうですか?

ドキドキで不安だった新生活も、毎日過ごしていく中で不安が減り自信がついて行ったのではないでしょうか。

自信というのはいきなりつくものではありません。

自信の前には必ず「不安」や「心配」が立ちはだかります。

そしてその不安や心配を乗り越えた経験が「自信」に変わるのです。

乗り越える前に「自信」を先に求めるのは、ちょっと都合が良すぎるのです(汗)

今のあなたが大きな不安を抱えているということは、それが今後「とてつもない大きな自信」に変わるということなのです。

ぜひ、不安が襲ってきたときにこそ、

「誰でも不安は感じるものだ!」
「この経験を乗り越えた先には、きっと大きな自信が待ってるぞ!」

そう自分に言い聞かせてみてください。


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