試合で緊張せずに実力を発揮させる方法
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試合で緊張せずに実力を発揮させる方法
アスリートやスポーツ選手、あるいは趣味のスポーツでも
こんな方も多いのではないでしょうか。
練習ではいい感じなのに、
試合や大会になると緊張して固くなり、
全く実力が発揮できない‥
特に真面目な日本人はこう言ったタイプが多いかもしれませんね。
今回セラピーを行った方もこのようなお悩みを抱えていました。
39歳女性のTさん
Tさんはママさんバレーをやっています。しかもアタッカーです。
高校時代もバレーボールをやっていて、中学時代には走り高跳びをやっていた根っからのスポーツウーマンです。
でも彼女、昔から本番がからっきしダメなのです。
彼女のお悩みは‥
ママさんバレーの試合でアタックをする時に
強く打つのが怖くて思い切り打てない!
というものです。
打つ前に「ミスったらどうしよう‥」という思いと共に
緊張感が走り、体に力が入らなくなってしまうのです。
話を聞くと実はこの現象は昔からなのです。
中学の走り高跳びでは本番で跳ぶ瞬間に怖くなってあえて手でバーを倒して棄権をしたり、
高校のバレーでも、普段は打てるアタックが試合で打てなくなったり、
そんなことをくり返して来たのです。
元々スポーツが大好きで、練習では普通に出来る。
でもなぜか本番では実力を出せない‥
そんなプレッシャーに弱い自分が情けなく、チームメートにも迷惑をかけて申し訳ないので、セラピーで改善しようとお申し込み頂いたのです。
彼女のように練習ではうまく行くのに本番では実力を発揮できない方の多くはこんな傾向があります。
・必要以上に周りの目や評価を気にする
・ミスや失敗を恐れる
・周りの足を引っ張っちゃ行けないと強く感じる
・うまく行かせなきゃ!という思いが強すぎる
・うまく行くイメージよりも失敗するイメージが強い
このような意識が緊張やプレッシャーや恐怖心を生み出してしまい、本来の力が出せなくなってしまうのです。
ではTさんの場合には、なぜ本番で緊張するようになってしまったのでしょうか?
それをひも解くと、実は過去のある出来事がキーポイントでした。
彼女は幼い頃はそんなには緊張など感じていなかったそうです。
しかし小学校6年生の時に初めて極度な緊張を味わったのです。
その体験とは、学級会での司会です。
小学校では日直さんが学級会の時に前に出て司会をするような場面がありますよね。
その場面でうまく話せずに顔が引きつり、それを周りから指摘されたのです。
そしてそれから、人前に出る場面や注目される場面で緊張や赤面をするようになってしまったのです。
またちょうどこの時期は、元々いた九州から大阪に転校して間もない頃だったようです。
どちらかというと大人しいタイプのTさんなので大阪の人のように上手にしゃべられず、余計に人前で話すことに抵抗が生まれてしまったようでした。
それからというもの、人から注目されるような「いざ!」という場面で緊張しやすくなってしまったのです。
そして中学になり本格的に部活を始めてから特に試合や大会で緊張が増し、実力を発揮できなくなってしまったのです。
ではTさんが本番でも緊張せずに実力を発揮出来るようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?
私は2つの心理セラピーを実施しました。
1.記憶の再編集による苦手の解消
2.自信のインストール
彼女が人前で緊張するようになったのは、先程の小6の学級会の時からです。
ですからその記憶の再編種を行い、苦手の根源を解消させたのです。
他にも、走り高飛びと高校バレーの試合での記憶も再編種を行いました。
この3つの記憶は今でも思い出すとドキドキして緊張してしまう程の体験でした。
しかし、
セラピー実施後には、記憶自体が思い出し難くなり思い出した時のドキドキ感も消えてしまったのです。
「エ~なんで?スゴ~イ!スゴ~イ!!」
と驚きを隠せないTさん。何かが吹っ切れた様子でした。
ただそうは言ってもやはり、
「2ヶ月後にある試合、大丈夫かな?」
という不安が頭をよぎってしまうようでした。
そこで次に「自信のインストール」を行いました。
試合が苦手な彼女でも2回程予想以上にうまく行った体験があったのです。
ですからその時の感覚を再現してもらい、左手首にその感覚を植え付けました。
左手首を握ると自信が涌き出すように「自信のスイッチ」を作ったのです。
セラピールームを後にされる時には「次の試合は行けそう!」そんな自信を身に付けてお帰り頂きました。
もしあなたもTさんのように「本番に弱いタイプ」だとしたら、それは性格のせいではなく、過去の体験に何かヒントがあるかもしれませんよ。
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