人前で緊張する本当の理由とは?
自分にOKを出す心の講座 > 緊張、あがり症、赤面症 > 人前で緊張する本当の理由とは?
人前で緊張する本当の理由とは?
人間生きていると、どうしても楽な方、楽な方へと進んでしまいますよね。
例えば、
勉強しようと思ってもなかなかテレビから離れられなかったり、
宿題を済ませてから遊ぼうと思っても、
結局、宿題を後回しにして後で半べそ…
こんな小中学校時代を過ごした方もたくさんいると思います。
では、大人になってからはどうでしょか?
何とか楽に仕事を済ませようとしたり、やらなきゃいけないことがわかっていながら後回しにしたり。。
結局子どもの時と大して変わっていなかったりします(笑)
何とか楽をしようとするのです。
でもこれは仕方のないことなのです。
人間の脳は「快楽」を優先するようにプログラミングされているのです。
これは我々祖先が生存していくために必要なことだったようです。
例えば、
生きるか死ぬか、食うか食われるかの時代には、食べ物があるうちに全部食べてしまわなければ、次にいつ食べられるかわかりませんでした。
だから目の前に栄養価の高い食べ物があると「直ちに食い尽くせ!」と指令が出るのです。
なかなかダイエットが成功しないのも、そんなプログラムが脳に刻まれているからなのです。
私もついついやってしまいます。
ポテトチップスの袋を開けたら最後まで食べきらないと気が済まない(笑)
あとで胃がもたれると知っていながらも、ついついやってしまうのです(汗)
そんな原始人の生存欲望が、実は我々の脳の奥深く(潜在意識)には、今もしっかりと刻まれているのです。
オシャレな服に身を包み、手にはスマホを持ち器用に画面を操る。一見すると私たちは原始人と比べると高度に進化して来たように思います。
でも中身はそれほど変わっていないのです。
外敵から身を守る時も一緒です。
猛獣や他の部族など、敵の気配を感じると、人間の体は逃げる準備や戦う準備を始めます。
武器をつかんだ時に手が滑らないように、手のひらに汗が出てきます。
瞬発力を上げるために、心臓がより多くの血液を体中に送り始めます。
外敵に集中するために他の雑音が入らなくなり、視界も狭められます。
そして一気に逃げるor戦うという行動を起すのです。
現代はどうでしょか?
日常生活を送っていてトラやヒョウ、オオカミに襲われることはありますか?
ないですよね。
隣の町内会の人が武装して襲ってくることも、もちろんありません。
では、現代の私たちが感じる敵や恐怖の対象は何でしょうか?
それは「他人の目」なのです。
人から注目されたり評価される状況。
慣れない人と過ごす時間。
上司や好きな異性など、自分にとって影響力のある人と接する時。
これらの状況になると、太古の昔に祖先が感じてたのと同じような反応が出るのです。
手に汗をかいたり、
心臓がバクバクしたり、
赤面したり、
頭が真っ白になったりするのです。
ですから、緊張する時に出る反応は元々は外敵からの「防御反応」なのです。
しかし、私たちは逆に考えていますよね。
緊張する時の反応は「異常反応」だと。
「どうしてドキドキするんだろう?」
「赤面なんかしないで!」
「汗が止まらない!」
でもこれらは異常ではなく体が「正常」に働いている証拠なのです。
自分ことを緊張しやすいとか、あがり症だなと思っている方は覚えておいてくださいね。
あなたは決して異常ではありません。
ただ、周りの目を必要以上に気にして過ぎているだけなのです。
無料メール講座登録:「不安・苦手」を「自信」に変える!
関連記事
- 人前で緊張する本当の理由とは?