人間関係のブレーキ
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人間関係のブレーキ
人生にはさまざまな悩みがあります。
その中でも一番深刻で多くの方が問題を抱えているのが「人間関係の悩み」だと言われています。転職や退職の一番の原因も人間関係のトラブルだと言われていることからもよくわかりますよね。
では、どうしてこうも多くの方が人間関係に苦しんでいるのでしょうか?
人間関係に悩む原因とは?
人間は十人十色と言われているように、人それぞれ育ってきた環境も、性格も、思考も、価値観も違います。ですから多くの人が集まれば集まるほど、自分と考えや価値観が違う人も増えて来るのです。
私たちは生まれてから、家族→幼稚園・保育園→小学校→中学校→高校・大学→会社と言うように、どんどんと多様化した集団の中に身を置かなければいけません。
家族や仲の良い友人同士では当たりのこと、あるいは絶対にありえないことでも、社会に出るとまったく違ったものになってしまうことも少なくないのです。
そんな「違い」にうまく対応できるかどうかが、人間関係がスムーズに行くかそれともつまづくのかを分けてしまうのです。
価値観が違えば人間関係も変わってくる
例えば、「人を簡単に信用してはいけない!」という強い価値観を持ったAさん。そして「人とのご縁は素晴らしい!」という価値観を持ったBさんが
いるとします。この2人が同じチームで同じ上司の下で働いているとします。
ある日、AさんとBさんが上司に呼び出されます。そして現在の仕事の状況について少々小言を言われたとします。
しかし、同じ上司から同じ言葉を言われたのにAさんとBさんでは、その受け取り方が違ったようです。
【Aさん】
上司は自分たちのことを信用してないんだ。きっと仕事のできない奴らだと内心は馬鹿にしているに違いない!こんな上司の下で働くのはゴメンだ!
【Bさん】
上司は自分たちのことをしっかり見てくれているんだ。自分たちに成果を出してもらいたいと期待してくれている証だ!上司の期待に応えるためにもがんばらなくちゃ!
このようにどんな価値観を通して相手を見るのかでも、その人の捕らえ方や人間関係が変わってしまうのです。
持っている価値観が心のブレーキになる
人間関係でこんな思いを抱えている方もいるのではないでしょうか?
本当は相手に自分の意見をはっきり主張したい。
でもついついその思いを飲み込んでしまう。
そして、いつも何も言えずに相手に合わせてしまう自分が嫌になってしまう。
「次からはしっかり自分の意見を言うぞ!」と決意するものの、やはりいつも同じ結果に。
「自分はなんて情けない性格なんだろう…」と自分に腹立たしさも感じてしまいます。
ではこれは本当に性格なのでしょうか?
それを知るには幼少時代を振り返ると良くわかります。
大人になって自己主張が弱い人でも実は幼少期には自己主張が強く活発だった方も案外多いのです。
ではいつから人に遠慮してしまうようになってしまったのでしょうか?
その原因は人それぞれですが、例えばこんな体験が考えられます。
- 親が厳しく自分の意見を言わせてもらえなかった
- 親が病弱あるいは忙しくてなかなか自分の願いを伝えられなかった
- 兄弟が多くてわがままを言えなかった
- 自分の意見を言ったときに強く否定された体験がある
- 自分の発言で人を傷つけてしまったり仲間はずれにされた体験がある
このような経験を通じて
「自分の意見を言ってはいけない」
「自己主張してはいけない」
と言った価値観が出来上がってしまうのです。
そしてその価値観が心のブレーキとなって、多くの方は一生ブレーキをかけたまま過ごしてしまうのです。
また、例え違う環境や新しい人間関係ができたとしても、心のブレーキを解除しない限り、これまでと同じような問題が引き起こり、それを延々とくり返してしまうのです。
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