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会議で意見が言えない人が、ズバズバ言えるようになる方法

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会議で意見が言えない人が、ズバズバ言えるようになる方法

会議で意見が言えない

「会議で意見が言えない…」ということに悩んでいる人もいると思います。

会議やミーティング、打ち合わせで発言ができないと、

  • 自分の考えを持っていない人
  • 自分の軸を持っていない人
  • 優柔不断な人
  • 意欲のない人

など、上司や同僚からの評判や評価も悪くなってしまう可能性もあります。

かくいう私も以前はあがり症と赤面恐怖症でしたので、会議などでは全く自分の意見が言えず、あたふたしていました。

しかしその後は、誰も手を上げずシーンとした状況でも、手を上げて質問や意見が言えるようになりました。

反対の意見も堂々と言えるようになりました。

ではどうすれば会議で発言できない人がズバズバと発言できるようになれるのでしょうか?

そのためにはまずは、なぜ意見を言えないのか?

という原因から理解する必要があります。

会議で自分の意見が言えない原因

会議で意見が言えない原因…

ズバリそれは「価値観」です。

例えば、2人の会社員AさんとBさんがいるとします。

Aさんは無意識レベルでこんな価値観を持っています。

「人に意見を言ってはいけない」
「自分の考えを持ってはいけない」

一方、Bさんは、

「人はみな違う考えを持っているものだ」
「自分の考えは周りに伝えた方が良い」

という価値観を持っています。

ではAさんとBさんでは、どちらが会議で意見を言いやすいのでしょうか?

明らかにBさんですよね。

Aさんは「意見を言うことはいけないことだ」という、「発言」という行為に対してマイナスなイメージを持っています。

しかしBさんはプラスのイメージを持っているのです。

ということは、集団の中で自分の意見を言うという行動に対して、どんな価値観やイメージを持っているのかが、会議で発言できるのかできないのかを分けるのです。


意見が言えない3つのタイプ

会議で意見が言えない人には、実は3つのタイプがあります。

タイプ1「自分なんてタイプ」

これは「自分の意見なんてバカにされる」「自分の意見はつまらない」と自分を卑下するタイプです。

自分に自信がないため、そんな自分が考えたアイデアや意見にも自信がないのです。

「自分なんてタイプ」は以下のような価値観やセルフイメージを持っている傾向があります。

  • 自分は周りより劣っている
  • 自分には才能がない
  • 自分は話が下手だ
  • 自分の意見はつまらない
  • 自分はバカだ

タイプ2「ブレーキタイプ」

ブレーキタイプは自分の意見があるのにもかかわらず、発言にブレーキがかかってしまうタイプです。

自分の気持ちよりも他人を優先するような、他者から見ると「優しい人」「穏やかな人」に多いタイプです。

しかし、本人が心の底から「相手を優先したい!」と感じているのなら良いのですが、「嫌われたくない」「傷つきたくない」という意識が強く、その結果相手に合わせてしまう、ということでしたら注意が必要です。

タイプ2の方は以下のような価値観が強い傾向があります。

  • 周りに合わせなければいけない
  • 目立ってはいけない
  • 場の空気を乱してはいけない
  • 敵を作ってはいけない
  • 嫌われてはいけない
  • 調子に乗ってはいけない
  • 人に意見してはいけない

このような価値観が強いと、自分の意見を飲み込んでしまったり、周りの意見に納得がいかなくても同意してしまうということも起きます。

タイプ3「頭真っ白タイプ」

3つ目のタイプは、そもそも意見自体が思い浮かばないというタイプです。

自分としては、意見を言うのを遠慮している、あるいはブレーキをかけているという訳ではないのです。

意見を言おうと思っても頭が真っ白になり、本当に意見が浮かばないから発言できないのです。

ただ、実はこのタイプもタイプ1、2の要素を持っていることが多いのです。

「どうせ自分なんて…」と自分に自信がなかったり、「意見など言ってはいけない」という価値観があるため、「自ら意見を作り出す」ということにブレーキがかかっているのです。

以前の私もこの傾向が強かったです。

何か気の利いた意見を言いたいのに何も思い浮かばない…その結果、他人の意見に同調するしかありませんでした。

そんな「自分の意見がない自分」を本当に情けないと思いました。

タイプ3の場合は、

  • 自分の意見を持ってはいけない
  • 自分の頭で考えてはいけない
  • 自由に発想してはいけない
  • 自由に行動してはいけない

といった価値観が強いため、思考を働かせる機能が低下してしまうのです。


自分の意見が言えない弊害

では会議に限らず自分の意見を言えないと、どのような弊害や問題が起きてしまうのでしょうか?

1.周りの評価が下がる

世間一般的には良くも悪くも声が大きく発言力のある人の方が注目され、評価もされます。

ですから組織や集団の中でも「自分の意見がない」ということは、やはりマイナス評価をされる傾向があります。

2.他人の影響を受ける

「和を以って貴し」とする私たち日本人は、自己主張が苦手と言われています。

そのため面と向かって「NO!」と言えない方も多いのです。

これは日本人の美徳や良い部分でもありますが、あまりにも自己主張が弱く相手に合わせがちですと、他人にコントロールされやすいという欠点にもつながります。

そして周りの人に振り回され、大切な時間と自由を奪われてしまう恐れもあります。

3.自信を失う

実は「自己主張」と「自信」は比例しています。

自己主張できればできるほど自信もつき、逆に自己主張できなければできなほど、そんな自分を情けなく感じ自信がなくなるのです。

自信とは自分を信じることです。

自信のある人は、「誰に何を言っても自分は大丈夫!」と自分を信じられています。

しかし自信のない人は、「自分の評価が落ちるかも…」「敵を作るかも…」という怖れがあり自分を信じ切れていないのです。

4.過度な自己主張

「自己主張できない人」なのに、過度に自己主張してしまうというのはどういうことでしょうか?

例えば、会社では全く自己主張できない。しかし、家に帰ると家族には強く意見を言ったり感情をあらわにする、そんな人もいるのです。

もちろん自己主張が苦手な人が皆こういった傾向がある訳ではありません。
しかし、まるでスイッチが切り替わるように、場面によって自己主張度合いが変わる人もいるのです。

ではなぜこのような「自己主張できない自分」と「過度に自己主張してしまう自分」という真逆な要素が生まれてしまうのでしょうか?

それは、「抑圧と解放」がキーワードです。

人は誰でも「自分を認めて欲しい!」「自分を大切にして欲しい!」という欲求を持っています。

しかし、自己主張できない自分を情けなく感じたり、自己主張できない環境に大きなストレスを感じると、自己肯定感が低くなります。

その自己肯定感が満たされないと、どこかでその欠乏感を補おうとします。

その結果、自分の意見が通りやすい環境や相手(家族、気の知れた友人、恋人など)の前では、どんどん自己主張を行い、自分の存在をアピールすることで欠落していた自己肯定感を満たそうとするのです。


自分の意見が言えるようになる方法

では自己主張が苦手な人が自己主張できるようになるためには、一体どうしたら良いのでしょうか?

そのためには3つのアプローチが大切です。

1.セルフイメージの改善

「自分には能力がない」
「自分は意見を言える程の存在ではない」
「自分は周りより劣っている」
「自分はバカだ」

というセルフイメージを改善させることが大切です。

そのために効果的な方法の一つが「書く」という行為です。

例えば…

  • 「過去の成功体験」を書き出す
  • 「これまで乗り越えられたこと」を書き出す
  • 「好きなこと、特技」を書き出す
  • 「人から褒められたこと」を書き出す
  • 「人に頼られたこと」を書き出す

というように、過去から現在までの「自分の中のプラス要素」に目を向け文字にすることで自分に対するプラスのイメージがポコポコと浮上してくるのです。

また日常生活の中でも、うまくいかなかったことや失敗したこと、気がかりなことだけではなく、やれたこと、できたこと、努力したことに意識を向けうることも、セルフイメージ改善に大切です。

2.ネガティブな価値観の緩和

価値観を緩和させるための第一歩は「気づく」ということです。

なぜ気づくことが大切なのかというと、価値観というのは「無色透明」で普段は気づいていないからです。

本当は後天的に身につけた「価値観」なのに、それを生まれ持った「性格」と勘違いしている人も案外多いのです。

あまりにも当たり前になった価値観は、その存在自体にも気づかずに自分と一体化しています。

ですから大切なのが「あ、自分の中にこんな価値観があるぞ!」と気づくことなのです。

例えば、自分の中に「人に意見を言ってはいけない!」という価値観がありそうだな…と感じる。

そこで自分にこんな質問をしてみます。

  • いつこの価値観を身につけたのかな?
  • どんな出来事がこの価値観を強めたのかな?
  • この価値観があったことで得られたことやメリットは何だろう?

すると、例えば

・母親が厳しくて口答えできなかったな…
・父に自分の意見をいったら怒られたな…
・授業で発言したらみんなに笑われたな…
・友達に本音を言ったら無視されたな…

そんな過去が思い出されるかもしれません。

ということは、当時としては「意見を言わない」ということが最良の選択だったのかもしれないのです。

そんな過去の体験から学び価値観を身につけた経緯をしっかりと理解してあげてください。

「そうだよね、そうするしかなかったんだよね」
「誰だってそんな経験したらそうなっちゃうよね」

「意見を言ってはいけない!」という価値観を身につけた自分のこれまでの人生を認め、受け入れ、肯定してあげるのです。

その上で、「でもこれからは自分の意見を言っても大丈夫だよ!」と今後の自分を優しく迎え入れてあげてください。

このように自分と価値観に気づき理解してあげると、その価値観が徐々に緩んで来るのです。

3.学び

例えば、大好きな趣味のことを聞かれると知識も経験もたくさんあるので、スラスラと何の抵抗もなく答えられますよね。

会議などでも自分がよく知っていることについて発言するときには、比較的スラスラと緊張も低い状態で話せるのではないでしょうか。

一方、自分がよくわからないことや自信のないことを話す場合、誰しもアタフタします。一気に言葉が出にくくなってしまいます。

ということはやはり、自分が関わっている仕事に関する知識や経験、スキルを地道に高めて行くことが大切なのです。

また誰しも知識としては知っている「PDCA」「QCD」「5W3H」という「思考のフレームワーク」を意識すると、目の前の問題や状況を判断しやすくなります。


その他、前提を疑うといことも非常に大切です。

会議が進むと本来の議題からドンドン離れて「枝葉の部分」の議論に終始するケースもよくあります。

そんなときには前提を確認することが重要です。

「そもそもこの会議の趣旨って何んだっけ?」
「誰がどうなることがゴールなの?」
「そのためにどうすれば良いの?方法、手段は?」

というように前提を疑うことで、本質的な問題や解決策が見えてきます。

そのためにも、ビジネス書籍などを読み思考の訓練をすることも大切です。

私も会社員時代には多くのビジネス書を読むことで、ドンドン思考力が鍛えられて自信もつき、会議での発言力も格段に向上しました。

まとめ

「自己主張が大切だ!」と世の中では言われています。
そして「日本人は自己主張が足りなすぎる!」とも言われています。

確かに、自己主張が弱すぎると自分が我慢をしたり損をしてしまうことにもつながります。

ただ、皆が皆自己主張が強いとどうなるのでしょうか?

「自分の考えこそが正しい!」「お前が間違っている!」という個人の意識が強まると、そこから新たな問題を生み出してしまいます。

現に他国では日常の些細な問題でもすぐに裁判にしてしまう国もあります。
何百年間も民族間の争い事や戦争が絶えない地域もあります。

この根底にも「他者主張を認めず、自己主張のみを優先する」という個人主義があるのです。

「個人の意識」が「集団の意識」となり、それが「地域や国の意識」につながります。

ですから、自分のためだけで自己主張するのではなく、双方のため、公のために自分の意見を発信する。そして他者の発信した意見もしっかりと受け止めより良い方向へ共に歩む、という意識が大切です。

しかし貴重な意見もそれが表に出なければ意味がありません。

ぜひあなたも「自分が意見を持つことも、意見を言うことも、自分と相手のためになるんだ!」という意識を持ってください。

自己主張に慣れないうちは「自分は◯◯さんの意見にこう感じた」「〜〜な点で◯◯さんの意見に賛成だ」と、他人の意見に乗っかっても良いので、まずは口を開き自分の言葉で話すことが大切です。

それが今後の自信につながって行くと思います。

あなたの意見を世の中は待っているのです!



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