運転恐怖症の原因と克服、改善方法
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運転恐怖症の原因と克服、改善方法

「車の運転が怖い‥」という方は案外たくさんいらっしゃいます。
もちろん運転免許の取りたての頃は誰でも運転に対して不安や緊張感、怖さなどを感じます。
またペーパードライバーの方が久々にハンドルを握る時にも極度の緊張状態になるケースもあります。
ただ、どちらの場合にもその緊張や不安、恐怖心は運転経験を重ねるうちに軽減して行きます。いわゆる「慣れ」によって平気になるのです。
しかし、中には運転すると息苦しくなったり、ドキドキが止まらなかったり、頭が真っ白になったりと言った一種のパニック状態になる方もいらっしゃるのです。
そしてその現象がいつになっても治らない方もいらっしゃるのです。
ではどうしてそのような現象が起きてしまうのでしょうか?
運転恐怖症の原因と症状とは?
自動車の運転に強い恐怖を感じる方には、ある共通点があります。
それは‥
恐怖体験です。
例えば、
- 交通事故に遭った
- 交通事故寸前のヒヤリ体験をした
- 交通事故を目撃した
- 交通事故を起こした
- 車の運転で危ない経験や怖い経験をした
多くの場合このような何らかの運転にまつわる恐怖体験をしているのです。
すると、その体験がトラウマとなり、車の運転に対して強い恐怖心が生まれてしまうのです。
そして以下のような症状を生み出します。
- 怖くて運転できない
- スピードを出せない
- 特定の行動ができない(右折、バック、縦列駐車など)
- 特定の場所が怖い(高速道路、交通量の多い場所、過去に嫌な体験をした場所など)
- 一人では運転できない
- 慣れた道、決まった場所にしか行けない
このように、運転に対する大きな制限がかかってしまうのです。
恐怖心の原因は自己防衛本能
運転恐怖症の多くの原因はトラウマです。そしてトラウマがなぜ起きてしまうのかというと、それは自己防衛本能です。
車の運転では命に関わる事態も発生しますので、過去に危険な体験をすると二度とそのような体験をしないように無意識レベルで警戒体制が敷かれます。
二度と同じようにな危険に遭遇しないための一番効果的な方法は、車に乗らないことです。運転さえしなければ危険な目に遭うことはないのです。
そのために「運転しなければ」と頭では思っても、「やっぱり怖い!」「運転したくない!」と体が拒否反応をするのです。
運転恐怖症の改善方法
では一旦苦手になってしまった「運転」は二度とできないのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
過去に何らかのきっかけいわゆるトラウマによって運転が苦手になったのであれば、そのトラウマを解消させることで運転恐怖症を克服させることができます。
その方法は大きく分けて3つあります。
- 暴露療法
- イメージ転換法
- プラス感覚のインストール
1.暴露療法
暴露療法とは、苦手な場面に自らあえて出向き(暴露し)、その状況に徐々に慣らして行くという方法です。
この場合の注意点は無理をしないということで、もう限界という手前まで行き一旦止める。次に前回よりも少しだけ先まで行き限界時点で止める。これを繰り替えして徐々に慣らして行くのです。
ただ、車の運転は怖いと思っても急に止まることもできません。高速道路ですと次のインターチェンジまでは降りられません。
ですから専門医のしっかりとしたサポートが必要となる場合もあります。
2.プラス感覚のインストール
運転恐怖症に限らずあるものに対して苦手意識が強くなると、苦手な行動を難なくこなしている自分のイメージはつきにくいものです。
頭では「大丈夫、大丈夫!」と言い聞かせても、結局うまくいかない自分の姿が勝手にイメージされてしまうのです。
「イメージできないことは実践できない」と言われているように、これまで苦手だったものを克服するには、うまくっている自分の姿をイメージすることがとても大切なのです。
ではネガティブなイメージしか浮かばない状態からどうすればプラスのイメージを思い浮かべることができるのでしょうか?
それには今の自分以外の感覚を借りるとイメージしやすくなります。
- 運転が平気だった頃の過去の自分
- 平気で運転をこなしている身近な人
この2人の感覚を疑似体験することでプラスのイメージを思い浮かべることができるのです。
やり方は以下の手順です。
(1)目の前に身近な人(または過去の自分)を思い浮かべます。
表情、服装、立ち姿勢などを観察します。
(2)その人に今の自分が苦手な行動を代わりに取ってもらう。
どこで、どのように行動しているのかを観察します。
(3)目の前に身近な人を呼び寄せて外見を自分に変える。
中身は身近な人、見た目は今の自分にします。
(4)(2)同様に今の自分が苦手な行動を代わりに取ってもらい観察する。
(5)目の前に身近な人を呼び寄せて、一歩前に出てその人と一体化する。
その人になり切ってこれまで苦手だった行動を身振り手振りを入れながら体感します。
自由な発想で楽しくできるだけその人になり切って「味わう」ことがコツです。
3.イメージ転換法
過去のトラウマによって運転が苦手になったのであれば、そのトラウマとなっている過去の記憶のイメージチェンジを行うことで、苦手を解消させることができます。
そのためにはトラウマカウンセリング〜過去の記憶の再編集という手法が有効です。
【関連記事】トラウマカウンセリング〜過去の記憶の再編集
運転恐怖症の体験談
以前運転恐怖症の症状の方のセラピーを行いました。
その女性は過去にトラックにピッタリと後ろにつかれてあおられたのです。
しかも二車線で追い越しが出来る状態にも関わらず、後ろのトラックは必要以上に自分の車をあおり立てたのです。
この話しだけを聞いても怖いですよね。
その方のセラピー体験談は以下です。
たった1回のセラピーを受けたことで、運転への恐怖心が軽減したのです。
彼女は一体どんな心理セラピーを受けたのでしょうか?
それは恐怖症トラウマの急速解消セラピーという心理セラピーを受けられたのです。
もし今のあなたが車の運転に恐怖を感じているのなら、是非その解決方法をご覧下さい。
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