自分にOKを出し、自信を持つ「ココロの講座」 恐怖症、トラウマを解消させる心理カウンセリング

この世は幻(まぼろし)?

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【第8講】この世は幻(まぼろし)?

さて、これまでの講座ではかなり深い内容をお伝えしてきましたが、ついて来れていますか?

「難しくてうまく理解できません!」

それも結構です。すべてを納得のいくまで理解することが大切ではありません。

たった一つでも気づきが得られたり、何か心に残ったり、逆にモヤモヤ感が強くなったり…そうした心の反応が大切です。

ぜひ、プラスの反応もマイナスの反応も今の段階では「ああ自分はそう感じているのか」とフラットに受け止めてくださいね。

それも自分にOKを出すための大切な訓練になりますので。

さて、今回のテーマはちょっと怪しいです。

この世は幻(まぼろし)!

「あなたが今、目にしている現実世界は実はすべて幻です!」

といきなり言われたら、どう思いますか?

おそらく「あやしい…」と感じるのではないでしょうか?

何かお坊さんの説教のような、うさんくさい霊媒師や占い師のような、にわかには信じられない感じがしますよね。

私は元エンジニアのバリバリの理系ですので、かつてはそんな怪しい内容に拒否反応を示していました。

「科学的に立証されていないことは、すべてまやかしだ!」
「証拠を挙げて理論的に証明してみろよ!」

という感じでした。

でも今は違います。

「あ〜確かに世の中は幻だよね」と心の底から納得しています。

別に怪しい宗教に足を踏み入れた訳ではありませんよ(笑)

では「世界が幻」とはどういう意味なのでしょうか?
順番に解説していきます。

私たちが見る世界

私たちは目に見える物がすべてだと思う傾向があります。

UFOやオバケを信じる人がいる一方、信じない人がいるのも、すべての人に見える訳ではないというのがポイントですよね。

「見えるものは存在していて、見えないものは存在しない。」

私たちはそんな価値基準を持っていますよね。

では本当に見えるものだけが真実で、見えないものは真実ではないのでしょうか?

見える見えないと言っているのは、私たち人間の眼で認識できるのかできないのか、ということですよね。

では、私たちの目はどうやって物を認識しているのでしょうか?

それは、網膜が光を認識しているからです。ですから光がない暗闇では何も見えなくなってしまうのです。

そして光の波長によって色が違って見えたりするのです。

このように、人間の目に光として感じる波長範囲の電磁波を可視光線といいます。

可視光線の波長は400~800nm(ナノメートル)とされています。

でも私たちの周りには、それ以外の電磁波もたくさんあります。

  • ラジオ波
  • マイクロ波…テレビの電波、無線、レーダーなど
  • 赤外線
  • 可視光線
  • 紫外線(UV)
  • X線
  • γ線(ガンマ線)…放射線など

実はこの中で可視光線の占める割合というのは、数パーセントにも満たないのです。


イラストで表すと良くわかります↓

可視光線


このように、私たちが「見るものだけが存在する」と思い込んでいた「見えるもの」とは、実は自然界でもほんの一部でしかないのです。ですから「見えないのに存在するもの」の方が実は多いのです。

また「聞こえるもの」でも同じことが言えます。

人間はイルカやコウモリが発する超音波は認識できません。
犬にはよく聞こえる「犬笛」も人間の耳にはよく聞こえません。

私たち人間は、世の中の音波のほんの一部分だけを聞いているに過ぎないのです。

小さな窓

これらを言い換えるなら、小さな窓から顔をのぞかせて「オレには世の中すべてが見えているんだ!」と言っているようなものなのです。

人間の認識には限界があるということは科学的に見ても明らかなのです。

さらに、価値観も世界を大きくねじ曲げます。

前回、「自分はバカだ!」という価値観を持ってしまった人の話をしましたよね。小さい頃から親に「バカだ!」と言い続けられて来た結果、「自分はバカだ」という価値観を身につけてしまったのです。

これは自分はバカだという価値観のフィルターを通して世界を見ているようなものです。

逆に「お前は天才だ!」と言われて育った人がいたらどうでしょうか?
おそらく「自分は天才だ」という価値観のフィルターを通して世界を見ているでしょう。

このように私たちは過去の体験や記憶がさまざまな価値観を作り出し、その価値観というフィルターを通して世界を見ているのです。

ですから地球上に70億人いれば70億通りの世界があると言い換えられるのです。

ある意味、私たちが現実として見ている世界、実はそれは価値観の集合体だと言えるのです。

ですから世界というのは絶対的なものではなく、あくまでも「主観」が映し出した幻のようなものなのだということなのです。

以上が、なぜ私が、「世界は本当に幻だよね」と深く理解しているのか、その理由でした。

では今日はこの辺りにしておきましょう。

今日は世界がどう見えるのか?についてお話しましたが、明日の講座はその世界の中にいる「他人」の本当の姿についてお話します。






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