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高所恐怖症の原因とは?

高所恐怖症の原因とは?

こんにちは、ブレーキ解除セラピストの中村です。

「私、高いところが苦手なの」

と言う人は案外多いですよね。

でも人間なら誰しも高いところが苦手です。

なぜなら高い所では本能的に危険を察知して、
そこから落ちないように身構えるからです。

自己防衛本能のひとつですね。

ただ問題は、崖や木の上などの不安定な場所に
立っているわけではなく、

建物の中や、強固な橋の上でさえ恐怖を
感じてしまうことです。

頭では「ここは危険な場所ではない」と
理解しているのです。

でも体が拒否反応を示してしまうのです。

そして本来自分を守るべき本能が
日常生活に支障を来たしてしまうのです。

ではなぜ高所恐怖症は起きるのでしょうか?

その原因をわかりやすく解説します。

■高所恐怖症の原因とは?

先ほど人間なら誰しも高いところが苦手だ。

とお伝えしました。

でも中には苦手を通り越して、恐怖を感じてしまう方もいます。

それが高所恐怖症ですよね。

・足がすくむ
・震える
・逃げ出したくなる
・腰が抜ける
・その場から動けなくなる
・パニックになる
・胸が苦しくなる

と言った症状が起きてしまいます。

そして、

・橋や歩道橋を渡れない
・ビルの窓に近づけない
・窓のあるエレベーターに乗れない
・吹き抜けで下を見れない
・観覧車やジェットコースターに乗れない
・イスの上にも上れない

と言うように日常生活に支障を来たしてしまうのです。

実はこのような極度の高所恐怖症の人には
ある「共通点」があります。

その共通点とは、

「過去の恐怖体験」です。

例えば、子供のころに

・高いところから落ちた
・高いところで強烈な不安を感じた
・高いところが怖くなるような話を聞いた

と言ったネガティブな体験をしているのです。

そうするとどうなるのか?

その体験以降、高いところを避けようと無意識的に
脳が反応するのです。

脳には「安心安全を維持する」という機能あります。

人間の究極の目的は生命の維持です。
そのために食欲、睡眠欲、性欲といった欲求も生まれるのです。

そのために必要な絶対的な条件の一つが
「安心安全」なのです。

この安心安全には身体的なものと精神的なものの両方が
含まれます。

ですから、何も身構える必要のない安全な場所、
そして何も緊張のないリラックスできる安全な状態を
脳は好むのです。

なぜならそれが生命の維持に結びつくのですから。

では小さな頃に高いところから落っこちて
痛い思いをした場合にはどうでしょうか。

高いところから落ちると言うことは
生命を危険にさらす出来事ですよね。

ですから脳はそんな出来事を二度と起こさないように
機能し始めます。

では、二度と高いところから落ちないための一番効果的な
方法は何でしょうか?

そう、【高いところに行かない】と言うことです。

では高いところに行かないようにするには
どうすれば良いでしょうか?

それは簡単です。

「高いところに行きたくない」

と体に反応させれば良いのです。

その反応が「恐怖心」や「震え」と言った身体反応なのです。

恐怖心と言うのは言い換えると「警報」です。

放射能測定器も、放射能の発生源が近づくと
警報を発します。

そうすることで危険を知らせることができるのです。

実は人間にも同じ機能が備わっているのです。

高所恐怖症に限らず、あらゆる恐怖症は
対象物に対する警報の役目を果たしているのです。

「高いところ=危険」

という防衛プログラムが脳に作られて、
二度と同じ間違いを犯さないように、

常に監視を続けているのです。

これが高所恐怖症の原因、そして正体なのです。

ですから恐怖症とは私たちを苦しめるものではなく、

本来は私たちを危険から守ってくれている

「ありがたい機能」なのです。

では、高所恐怖症を克服するにはどうすれば良いのでしょうか?




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