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自己同一化が悩みの原因

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悩みの原因「自己同一化」とは?

よくこんな話を聞いたことはありませんか?

バリバリの会社員として働いていた人。しかし定年退職した途端に、空虚感を感じて抜け殻のようになってしまった。


これは特に会社への依存度が高かった方に起きやすい現象です。

なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

キーワードは「自己同一化」です。

自己同一化とは、ある状態や物、イメージを自分だと思い込むことです。


例えば、先ほどの定年退職者のケースですと、これまでは会社員としての自分がいました。おそらくそれなりの役職に就いていたことでしょう。

例えば、「自分は海山商事の営業部長の山田だ!」とセルフイメージの大部分が会社での自分になっていたのです。

しかし、退職した途端にその肩書きはなくなってしまいます。そして会社への忠誠心や仕事への依存度が高かった人ほど、肩書きを奪われた自分が抜け殻のように感じてしまうのです。

地位や権威をとても大切にしていた人にとっては、その地位や役職を剥奪されることは耐えられないことです。

また有名企業に勤めていた人の中には【会社の価値=自分の価値】であるかのように錯覚してしまう人もいるのです。

ですから定年退職と言う形で会社や役職という価値を自分から失うことで、自分自身の価値も失われた気がしてしまうのです。

それが空虚感につながってしまうのです。

愛国心や信仰深さも…

国民が自国に誇りと忠誠心を持つことは、国家として繁栄するためにはとても大切な心です。歴史的に見ても「愛国心がない国は滅びる」とい言わています。

ただこの愛国心があまりにも強くなり、自己同一化が強くなってしまうと、外交などで他国との軋轢が生まれてしまうと、まるで我が身を傷つけられたかのように他国に嫌悪感や敵対心を抱くことににもつながりかねません。

宗教も同様に、信仰深いことは素晴らしいですが、自分が信じている宗教への自己同一化があまりに強くなってしまうと、それが他の宗教との軋轢を生み争いごとにつながることもあります。

自分以外を大切に思う心は人として大切ですが、やはり度を超えてしまうと危険なのです。

宗教戦争はまさにこの「自己同一化」が生み出す争いなのです。


自己同一化から抜け出す3ステップ

定年退職者の事例に話を戻しましょう。

では、空虚感を生み出す自己同一化から抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか?

それには3つのステップがあります。

1.自己同一化している自分に気づく

2.そこから離れる

3.別の角度から自分を見る


1.自己同一化している自分に気づく

会社員として働いていた自分と、会社員としての肩書きがなくなった自分、退職する前と後では本当に別人になってしまったのでしょうか?

そんなことはないはずです。

ありのままの自分はまったく同じ気質や才能を持った人物であることに変わりはありません。

変わったのは、自分にかぶせているイメージだけなのです。

この事実をまずは理解することが大切です。


2.そこから離れる

会社員の自分や役職の自分はイメージにすぎないんだ。と言うことを理解したら、次に自分を他人の目線で眺めて見るのです。

長いサラリーマン人生を歩んで来た目の前の自分。

楽しいこと、苦しいこと、辛かったこと、感動したこと…さまざまな体験をくぐり抜けてきた自分がいるはずです。

そんな、「体験で満たされた自分」を眺めるのです。

そして目の前の自分はそこから得たどんな思いや、価値観、信念を大切にしているのかを見てみるのです。

自分から失われたことではなく、自分が得られたことにフォーカスを当てるのです。

3.別の角度から自分を見る

サラリーマンとしての長年の体験で自分が得たスキル、人脈、人生観、喜び…などはたくさんあると思います。

言ってみれば、それは自分の資産です。そんな資産が自分の中には蓄積されているのです。

何も失ってはいません。すべては蓄えられ、今の自分を支えているのです。

そこで、そんなさまざまな資産を持った今の自分。その資産を持った自分が今後どうなって行くのか?

1年後、2年後、5年後、10年後にどんな風に過ごせたらワクワクできるのか?と感覚的に思い描くのです。


例えば、

  • 何か社会に恩返ししている自分
  • 妻や家族との時間を大切にしている自分
  • 趣味を見つけて打ち込んでいる自分
  • 若いころにやりたかったことに再チャレンジしている自分

そんな自分の姿が思い浮かんだら、それを少しずつ具体化して行くのです。


こうして3つのステップにそって思考を巡らせます。

そうすると、

・欠けている自分→満たされた自分

・先の見えない自分→先につながる自分

・目先にとらわれていた自分→視野の広い自分

と言うように、視点が切り替わり、自己同一化というブレーキが開放されて行くのです。



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