自分にOKを出し、自信を持つ「ココロの講座」 恐怖症、トラウマを解消させる心理カウンセリング

今を正しくとらえる方法

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【第12講】今を正しく捉える方法

これまで世界は幻、他人も幻、自分も幻、過去も未来も幻だとお伝えしてきました。

ただ誤解のないように確認しておきますが、

「目の前のすべてが幻想なので~す!」
「さあ今こそ目を覚ましなさ~い!」
「私があなたを救ってあげます!」

という怪しい宗教やスピリチュアルのお話をしているのではありません。

私たちが見ている現実世界は、良くも悪くも、気づかないうちに様々な価値観を基準にしているということです。

だから違う価値観を持っていれば真実は人それぞれだということなのです。

たとえば中国では小さなころから反日教育をされています。

すると彼らの中には「日本=悪い国」という強烈な価値観が築き上げられるのです。そしてその価値観という土台の上に外交問題や領土問題が発生しているのです。

しかもいったん信じた価値観は紛れもない事実だと思い込んでしまうのです。その思い込みが、価値観が違うもの同士の理解を阻害しているのです。

夫婦喧嘩、派閥構造、宗教問題、戦争…すべて価値観の違いによって起こっているといっても過言ではないのです。

では、そんな価値観というフィルターの存在に気づき、真実を見るためにはどうすれば良いのでしょうか?

目の前の事実とは?

知らず知らずのうちに、さまざまな価値観に支配されている私たち。では真実をしっかりと見つめることはできないのでしょうか?

そして真実の中から人生をより快適に過ごすためのヒントや自分にOKを出す方法を見つけ出すことはできないのでしょうか?

いいえできます。

それには「嫌なこと」の本当の姿を理解することが大切です。

なぜなら今の自分に一番OKが出せない理由が「嫌なこと」に隠されているからです。


では今のあなたにとって一番嫌なことは何でしょうか?

  • 職場の人間関係がうまく行っていない
  • 仕事に魅力を感じられない
  • 思うような人生を過ごせていない
  • 家族とギスギスしている

など、今のあなたの目の前にはさまざまな嫌なことがあるのではないでしょうか。

そんな「嫌なこと」の裏に自分にOKを出すヒントが実は満載なのです。


例えば、アスリート。

プロスポーツ選手やオリンピック選手などのトップアスリートは、毎日辛く厳しいトレーニングに励んでいます。

我々から見ると「よくこんな辛いトレーニングができるもんだ!」と思いますよね。

ではアスリート本人はトレーニングをするとき、ただ「辛いな」「苦しいな」「嫌だな」といったネガティブな気持ちだけでトレーニングをしているのでしょうか?

案外そうでもないのです。確かに辛く厳しいトレーニングですが彼らの焦点はその辛さだけには当たっていないのです。

実は、辛さの裏にある「意義」に焦点が当たっているのです。自分の限界のウェイトを上げることでより筋力がつくことを彼らは知っています。そしてその筋力が次の試合で好成績につながることも知っています。

彼らは明確な目的意識があるので辛さや嫌なことではなく、その先にある
目標やゴールに焦点を合わせることができるのです。


では私たちの日常生活ではどうでしょうか?

嫌な人、苦手な仕事、気が重い人付き合い…そんな「嫌なこと」の裏に「意義」や「目的」なんて感じられませんよね。

しかし、どんな辛いことや苦しい現実にも必ずプラスの目的があるのです。ただ、そのプラスの目的に「価値観」がかぶさり本来の姿が見えなくなっているのです。

と、説明してもなかなかピンと来ませんよね。

では、私の事例で少しご説明します。

嫌な出来事には人生のヒントが満載!?

自己紹介でも説明しましたが、私は過去18年間赤面恐怖症でした。一番ひどい時には本当に毎日が辛く地獄のような日々でした。

日常生活を放り出して、どこかに逃げ出したいとも思っていました。そのときは、自分は最低の人間で、自分の人生も最悪だと信じ切っていました。

しかし赤面症を克服してから確信したことがあります。それは、赤面症は自分の人生には「必然」だったということです。

この体験があったからこそ今の「心理セラピスト」としての自分がいて、こうしてあなたとのご縁をいただくこともできているのです。

あの辛く苦しい体験がなかったら、一体私はどこで何をしているんだろう?と不思議に思うくらいです。


他にも、私の事例と一緒にご紹介するのは恐縮ですが、パナソニックの創業者松下幸之助さんも辛い体験が、その後の人生に大きくつながっていたようです。

貧しい家庭に育ち、体も弱く、いつも病気がちでした。

しかし、その体験や体質だったからこそ「社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること」という経営理念を掲げて、世界の松下と言われるまでの一大企業群を作り上げることができたのです。

彼の「人生」というスパンで見ると、彼の成功には、辛く苦しい体験は必然だったのです。

ファッションブランド「シャネル」の創業者ココ・シャネルも一緒です。

彼女も貧しい家庭に育ち、修道院に預けられ、戒律の厳しい世界で、外の世界と隔離されるように思春期までを過ごしました。

そんな体験から、彼女の中には「女性の自由」という「生きる課題」が見つかったのです。そしてそれを斬新な帽子のデザインとして表現させることで、一躍注目を浴びるようになったのです。

あらゆる人に言えることですが、ある意味、自分では「欠けている」と感じていることにこそ、人生を好転させる課題やヒントが隠されているのです。

「でも私にはそんな才能も能力もないし…」
「有名になんてなれっこないし…」

別にビジネスで成功しろということを言っているのではありません。
私たちには私たちにしかできないことがあります。

それはどんな人にも例外なく言えることです。

ですから、よりあなたらしい人生を歩むことがあなたにとっての一番の成功なのです。

大切なので、もう一度言います。

あなたらしい人生を歩むことが、あなたにとって何よりもの成功なのです。

自分を変えることも、他の人のようになることも必要ありません。
あなたはあなたのままでいいのです。

ただ、長い社会生活を続けていくうちに、さまざまな価値観ができ上がり、その価値観が自分らしさを見えなくさせているだけなのです。

では、自分らしさのヒントとは、どこにあるのでしょうか?

それこそが、今まさにあなたの目の前に出現している「嫌なこと」に隠されているのです。

では、どうやってそのヒントを見つけ出すのでしょうか?

実はとっておきの方法があるのです。

その方法を使うこととで、今までなかなか気づくことができなかった自分らしさの答えが見つかるようになるのです。

その方法は次回の講座でお教えします!






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