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いじめのトラウマの克服方法

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いじめのトラウマ克服方法

いじめ

「イジメ…」決してあってはいけないことですが、やはりいつの時代も集団生活を過ごす中で、何らかのパワーバランスが崩れることで発生してしまうものです。

また一言でイジメといっても直接的に暴力を受ける場合もあれば、無視、陰口や誹謗中傷というように間接的なものもあります。

そして深刻ないじめを受けたことで、その体験がトラウマとなり、その後の人生に後遺症として大きな影響を与えてしまうことや、いじめに耐え切れず自ら命を落としてしまう悲しい事実もあるのです。

このページでは、いじめの原因や根源にある心理からはじまり、いじめのトラウマとどう向き合い、どう改善していけば良いのかをご紹介します。

現代のいじめに対する偏り

いじめを議論する際によく耳にするのは「いじめる人が一番悪いが、いじめられる側にも問題がある」という言葉です。

その他にも

  • いじめられる人が強くならなければいけない!
  • いじめられる人の性格を変えなければいけない!
  • いじめられないように努力しなければいけない!
  • いじめられた人のメンタルケアをしなければいけない!

これは半分正解で半分間違いです。

もちろん同じ環境の、同じ集団の中にいても、いじめられる人といじめられない人がいるのは事実ですから、何からの違いがあることは確かです。

ですからその違いやギャップをしっかりと認識して埋めて行くことも自己防衛という意味ではとても重要です。

しかし、イジメという構図の中で一番で注目すべき人物、一番問題を抱えている人物は「いじめる側の人」なのです。

ですからメンタルケアが必要なのは実は「いじめる側の人」なのです。
いじめる側の人の心が満たされていないから、いじめという行為に走ってしまうのです。

なぜ人はいじめるのか?

人は皆、「他人から認められたい!」という「自己承認欲求」を持っています。そして自己承認欲求が満たされている人は自分という存在に「自信」や「誇り」を感じます。

自分に自信と誇りを十分に感じられていれば、すでに自己承認欲求が満たされていますので、「もっと周りの人から承認してもらいたい!」という欲求が少なくなります。

しかし、自己承認されていないと自分に「自信」や「誇り」を感じられず心も安定しません。

そうすると2つのパターンに陥りやすくなります。

  1. 自己否定、劣等感
  2. 自己顕示、優越感

自分が承認されていないから自分に自信がなく、「なんて自分は劣っているんだ…」「自分は嫌われている」「自分は愛されていない」と自分に低い評価を下して自分の存在を否定してしまいます。これが自己否定です。

自己否定が強くなるとコミュニケーションが苦手になったり、対人恐怖が強くなります。

また逆に、自分が承認されていないがゆえに、「もっと周りから認められたい!」という欲求が強く表に出る場合があります。

その自己承認欲求が満たされない空虚感や劣等感が自分よりも立場の弱い人間を対象に自己顕示欲や優越感を感じる行為につながって行くのです。

また表向きは自己顕示欲が強く自分に自信があるように見える人でも、裏では自分に自信がなく、自己否定をしているということもよくあります。

特に学校では自己顕示が強く、家庭では自己否定が強いということが起き、家庭での自己否定が強くなればなるほど学校での自己顕示も強くなるという構造もよくあります。

そしてそれがいじめという行為につながるのです。

自己承認が低くなる原因とは?

では「いじめる人」はなぜ自己承認欲求が満たされないのでしょうか?

多くの場合、それは家庭環境に原因があります。

例えば…

  • 厳格な家庭
  • 批判、否定的な親
  • 肉体的、精神的虐待
  • 無関心、育児放棄
  • 仕事優先で子どもにかまってあげる時間がない
  • 親が過干渉で子どもの意見を尊重してくれない
  • 兄弟との比較や差別
  • 愛情のない接し方

このような親との関係性が「自分は愛されていない」「自分は必要とされていない」「自分は大切にされていない」という思いを強くしてしまい、自己肯定感が弱くなってしまうのです。

ただ人それぞれ性格や特性が違いますので、自己肯定感が弱くなると皆イジメに走る訳ではなく、対人関係が苦手になり学校などの集団行動が苦手になる場合もあります。

一方、自分が影響を及ぼしやすい「立場の弱い相手」に強い影響力を与えることで自分の存在感や重要性を感じ、満たされない自己承認欲求を満たそうとするケースも起き、これがイジメにつながってしてしまうのです。

ですからいじめの対象が言いなりになればなる程、辛く悲しめば悲しむほど自分の影響力を感じることができるので、余計にいじめがエスカレートしてしまうこともあるのです。

また、いじめが起きる際にはリーダー的存在である主犯格と取り巻きと言われる周りの子分的な人によって行われることが多いです。

主犯格は先ほどの説明のように「自己承認欲求」が低下しているケースが多いです。

では取り巻きの心理とはどのようなものなのでしょうか?

主犯格とその取り巻き

取り巻きも自己承認欲求が弱いケースが多いです。その他にも帰属意識が強いケースが多いです。

帰属意識というのは、「安心できる集団に属していたい、仲間でいたい」という欲求です。

人は皆いじめられたくありません。ですからいじめらる「弱い立場」にいるよりは、いじめる側の「強い立場」にいた方が安心できるのです。

そんな「強いものには巻かれろ」という主体性のない意識が取り巻きの人には強いのです。

そしてその取り巻きの存在も主犯格の自己承認欲求を満たすことに貢献しているのです。

おもしろ半分、目立つと標的にされる

特に何もしていないのに単に平均からズレているだけでそのことをからかわれることもあります。

例えば、家が貧乏でいじめられるということも起きますが、逆にお金持ちということでもいじめられることもあります。

容姿でも「ブス!」といじめられる場合もあれば、あまりにも美人だと「調子に乗っている!」といじめらる場合もあります。

良くも悪くも平均からズレれていると目立ちます。その目立ちがいじめの原因になる場合もあるのです。

その他にも以下のような要素での目立ちがイジメにつながる場合があります。

  • 身体的違い(身長、体重、容姿など)
  • 家庭環境の違い(貧乏、お金持ち、親、家族)
  • 能力の違い(運動神経、学力)
  • 行動の違い(動作、家庭・学校での行動)
  • 興味の違い(趣味、特技)

いじめがその後の人生に与える影響

ではいじめを受けるとその後の人生にどんな影響を与えるのでしょうか?

マイナスの影響

いじめとは対人関係の中で起きるものです。ですからやはり対人関係にネガティブな影響を与えるケースが多いです。

  • コミュニケーションが苦手
  • 人の目が気になる
  • 自己主張が苦手
  • 劣等感が強い
  • 自信がない
  • 威圧的な人が苦手
  • 目上の人や権威のある人が苦手
  • 対人恐怖症
  • 人間不信
  • 些細な指摘で激しく落ち込む

など、いじめによって人から攻撃や否定された体験からセルフイメージが低くなり、自信の欠落や劣等感が強くなり、それが対人関係にもマイナスな影響を与えてしまうのです。

プラスの影響

ではいじめのプラスの影響はあるのでしょうか?

例えば、このような話を聞いたことはありませんか?

第一線で活躍している芸能人やスポーツ選手、実は今の華やかで人気者の姿とは裏腹に昔は壮絶なイジメに遭っていた…

当時はとても辛く自信を失ったがこのままではいけないと一念発起して行動を起こし努力を重ねた。辛い時にも「あの時の辛さに比べれば大したことないぞ!」と自分に言い聞かせたからこそ、これまで頑張って来れた!

そんな話を目をにじませながら打ち明かす姿。
とても感動と勇気がもらえます。

このように、いじめは本来あってはいけないことですし言葉では言い表せないほど辛いことです。しかしそんな辛さを味わったからこそ、それをその後の人生の糧にしたり、人の優しさがわかったりといった他の人では得られない学びや気づきも得られるのです。

ですからいじめを体験することで二次的ではありますが、以下のメリットも得られるのです。

  • 辛い経験がその後の人生を支えてくれる
  • 人の辛さがわかり優しくなれる
  • 今に見てろ!という反骨精神が宿る
  • もっと強くなろう!という向上心が生まれる

いじめのトラウマ克服方法

では人生に悪影響を与えてるいじめのトラウマはどうすれば解消させることができるのでしょうか?

それには2つのアプローチが大切です。

1.意味づけを変える

先程も説明したように、いじめの辛い体験を本人がどう捉えるのかでそれがプラスにもマイナスにもなります。

どうせ過去の体験は変えられないのなら、それをプラスに捉えられた方が良いと思いませんか?

そのために大切なことは「いじめ体験」の意味付けを変えるということです。

おそらく今までは「嫌だった」「辛かった」「痛かった」「苦しかった」というネガティブなイメージしか思い浮かばないと思います。

そこで以下の観点で過去のいじめ体験を見てみるとその見え方が違ってきます。

1.時間軸で見る

どんな人でもいじめに遭っている時には辛く苦しいです。ですがその後の時間の経過とともに様々な経験をして、いじめ体験を糧にできている人もいるのです。

ですから、今時点では「嫌な体験」でしかないいじめ体験をさらに未来の自分目線で見つめ直してみるのです。

例えばこのようなイメージをしてみます。

あなたは人生の最後を迎えようとしています。これまでの様々な体験を通して人生のマスターとなった年老いた自分。目を閉じてそんな自分を感じなり切ってみます。そして人生のマスターとしての自分目線で過去のいじめ体験を振り返ってみましょう。

そしてこう自分に質問してみます。

「もし過去のいじめ経験が自分の人生にとって必然だったとしたら…この経験から一体何が学べただろうか?何に気付けただろうか?その後の人生のどんな時にどのようにその体験が生かせただろうか?」

この質問の答えを導きます。すぐには思いつかなければ何度も繰り返して自分に質問をしてみてください。そうすると、徐々に納得感の持てる答えが見つかってきます。

人生の最後を迎える自分という「未来」に時間を進めることで、過去の出来事も違った視点で見られるのです。

2.他人目線で見る

同じような体験をしてもそれをどう捉えるのかは本人次第です。ネガティブに捉える人もいれば、ポジティブに捉える人もいます。

ですから自分だけの視点ではなく、他の人の目線でもっと柔軟に過去のいじめ体験を見てみるのです。

例えば、あなたが憧れる人、いつもポジティブな人、人生経験豊かな人、成功者や苦労人など、この人なら良いアドバイスや話をしてくれそうだなと思う人を挙げます。

身近な人でも良いですし、芸能人や歴史上の人物でも良いです。

そしてその人になり切ったつもりであなたの過去の体験に対する意見やアドバイスをもらうのです。

「君なら大丈夫!きっと乗り越えられる!」
「過去は変えれれないが未来は変えられる!意識を未来に向けよう!」
「辛い体験を糧に頑張って!」

どんなアドバイスがもらえるかもしれません。

その他、世の名言や格言などに触れると違った視点で過去を見られるかもしれません。

例えば、

  • 辛い体験をすればするほど人は強くなれる!
  • 辛い思いをした人は人の痛みがわかる!
  • 人は誰でも変われる!
  • 人はいつでも成長できる!
  • 神様な乗り越えられない試練は与えない!

自分に勇気をもらえる言葉を是非見つけてみてください。

2.イメージを変える

過去のいじめ体験は嫌なイメージとして自分の中に保管されています。過去の記憶というのは実はイメージです。

例えば、過去のいじめ体験は一つの記憶として「3つの要素」から成り立っています。

  1. 視覚情報
  2. 聴覚情報
  3. 身体感覚

1.視覚情報
これは頭にイメージさせれる映像です。
主犯格がこちらを睨んでいる。周りの人がヘラヘラ笑ってみているなど。

2.聴覚情報
これは耳から入る音や声です。
からかわれる声、怒鳴り声、殴られる音、教室のザワザワする雑音など。

3.身体感覚
これは身体が感じる味覚、臭覚、肌感覚、感情などです。
殴られた時の痛み、からかわれた時の悔しさ、怒り、恐怖、孤独感など。

これらの3つの要素が一つになって一つの記憶が出来上がっています。

そうすると、過去のいじめ体験を視覚的、聴覚的、身体感覚的に感じると、それが引き金となって当時のような体の反応や感情が再現してしまい、緊張や恐怖心から対人関係に支障を来してしまうのです。

ですから、自分の脳に記憶としてインプットされている3つの要素を変えることで、過去の嫌な記憶の質が変わりそこにへばり付いている感情も変わるのです。

イメージ転換の方法としては、記憶の中の過去の場面を変えます。

◎視覚情報の転換
・背景を変える(色、環境)
・明るさを変える
・人の見た目を変える(顔、表情、髪型、服装)
・動きを変える(静止画、動画、スローモーション、早送り)
・鮮明度合いを変える(くっきりハッキリ、ぼんやり)

◎聴覚情報の転換
・音を変える(無音、BGM)
・声質を変える(高く、低く、面白く、可愛らしく、優しく)
・スピードを変える(早口、スロー)
・ボリュームを変える(大きく、小さく)

◎身体感覚を変える
・体感温度、湿度
・香り
・味

できるだけ面白おかしく、バカバカしくなるような感じにすると良いです。

その他にもいじめ体験のイメージをピンポイントで転換する「過去の記憶の再編集」という心理ワークもあります。この手法はベトナム戦争帰還兵のPTSD(トラウマ)解消で非常に効果のあった心理手法ですので、専門家に依頼するのが良いと思います。


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